2007.09.30, Sun

九州旅 じいちゃん1

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我が家はじいちゃんばあちゃんが4人とも健在。幸せなことだ。角打ちの話や、熊本県内きっての花街だった「二本木」に行ったときの話も聞けた。

「二本木は、当時はそらーもう賑やかでね、明るうしてね、たまがったよ。じいちゃんは上がらんで、見て廻っただけばってんね(二本木は、当時はそれはもう賑やかで、明るくて、びっくりしたよ。じいちゃんはお店にあがることはせず、見て廻っただけだけどね)」

真偽のほどは定かじゃないが。
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九州旅 故郷の風景

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友達の家からの帰り道。実家近くののどかな景色。田舎の人はすぐに車に乗るけど、たまにしか帰らない私はもりもり歩く。歩いて初めて気づくことも多い。
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九州旅 序章

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9月1日。飛行機からの景色。下界の天気は曇り空だったが、上空雲の上は快晴。富士山がひょっこり顔を出す。いつまでたっても飛行機自体は好きになれないが、飛行機からながめる富士山はいつみても最高。
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お土産

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同僚のH嬢からもらった京都土産、名店「イノダコーヒ」のコースター。色合いといいイラストといい、たまらなく好み。
帰省時に立ち寄った、長崎の白山陶器の本社で食器にハマってからというもの、飲食まわりのアイテムが気になる。料理はあんまりしないけど。
冬はマグカップが活躍する季節、このコースターが活躍してくれそうな予感。ありがとうございました。
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2007.09.12, Wed

九州8泊9日 ダイジェスト

タイトルどおり、みっちり8泊9日を九州で過ごしてきた。書きたいネタは山ほどあるが、社会復帰早々仕事が忙しい。背負って帰ったバックパックも中身が詰まったまま。山のような洗濯物。
嗚呼!! 興奮が冷める前に書きたい!!


「とりあえず」のダイジェスト

真夏でも水温15度前後の清流、菊池渓谷
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阿蘇・米塚
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肥薩線を走る観光列車「いさぶろう・しんぺい号」に乗車
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人吉駅の車庫?? 解体間近との噂
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グリルエストレアのビックリトルコ。盛りすぎ
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長崎の路地裏めぐり
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崎戸炭鉱の炭住アパート
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博多流「表面張力」芋ロックにヤラれた
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というわけで、呑んで食って歩いての大満喫九州旅だった。時間ができたらちょっとずつアップしていく予定。
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2007.03.20, Tue

ケズル子的名古屋探訪ノススメ (ニ)

名鉄(めいてつ)の名前で親しまれている名古屋鉄道。旅行のたびに“にわかテツ”となる私は、今回も真っ赤なボディがトレードマークの名鉄に早速心奪われた。

よく見かける通勤タイプからして、真っ赤なベタ塗りボディ、あか抜けないフォルム、人んちみたいな普通のカーテン、プラスチックづかいがニクい70年代的近未来なデザインのシート…と見所満載だけど、名鉄、なにがすごいってパノラマカーがイカす!!!!

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ババーン!!

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ドドーン!!

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ズジャーン!!

昭和36年にデビューして以来何度かお色直しをしたものの、ほぼ元のデザインを保っているようです。顔の部分が前方に突き出していて、且つ滑らかさゼロ。平面ガラスが4枚、角度をつけて並んでいます。パノラマカーだけに最前列も乗客席で、運転士はサイドの梯子をよじのぼって客席の上部にあるコックピット風の運転席へ滑り込む…。犬山駅で偶然運転士の交代を見ることができ、カバンを携えてコックピット(じゃないけども)に滑り込む運転士の様子にうっとり。
懐かしのヘッドライトも、逆富士型の行先表示板も、なにもかもが愛おしい。

そんな愛すべきパノラマカーも2010年には廃止が決定しているそう。老朽化、バリアフリー問題…いろいろと理由はあるようだ。この先愛知県に行く機会はそうそうないだろうけど、今回はパノラマカーの特等席が大人気ない中高年に占領され、パノラマビューをまったく体験できなかったので、2010年までに岐阜あたりの赤線跡めぐりを決行し、是が非でもパノラマカーに乗り、パノラマ席を確保し、引退を見届けてきたいと思います。
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ケズル子的名古屋探訪ノススメ (ハ)

さて、小沢氏関連のイベント。まずは高田小熊写真館改築にともなうテープカット。
見物客はそこそこの人出を見せるものの、テープカットの式典自体は実に地味に進行。来賓(?)の小沢村長、小熊写真館の老婦人、博物館明治村館長の3名がテープをザク切りにして式典は終了。この時点で、小沢氏を間近で見られてやや興奮。

連続写真
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しつこいでしょうか。これも愛です。

ところで、小沢氏がテープカットをおこなったのは新潟・高田小熊写真館。赤い屋根が可愛らしいこの建物は、以前から明治村にあったようだが、写真館の最盛期の姿に復元され、それを記念しての式典だったようだ。当時の花形職業だった写真師だが、小沢氏の父親も写真館を営んでいた写真師。そしてその父親は小熊写真館で修行をしたことがあるそうで、いろいろな縁がありここに移築されたのでしょう。

テープカットが行われている間も、一時間後に行われる講演会場には列ができ始めていたようで、開演30分前には長蛇の列。並んでいる人のほとんどが中高年。にこやかなジジババに埋もれつつ聖ザビエル天主堂に入場、立派なステンドグラスが場内に鮮やかな光を落とす中、深夜バスでの疲れからか、小沢氏登場までよだれまみれで熟睡。一眠りしたあと、ふと会場後方へ目をやると、人!人!人!立ち見の人がひしめき合うほどの大盛況。小沢昭一、恐るべし。

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いい天気でした

館長による挨拶のあと、村長自らが歌う「明治村から」を出囃子に、満を持して登場の村長。

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前半こそ角付け芸や放浪芸の話をしていたが、客層に合わせてか徐々に「最近ボケが進んで…」という話題にシフトチェンジ。お得意の「米朝師匠のボケに効く薬」の小噺も出て絶好調。このままボケをテーマに話が終わるかと思いきや…。

(サゲの部分を要約)
新宿駅で見かけたハモニカ吹きのおじさん。中高年にウケる曲ばかりを演奏しては投げ銭を集めている。見回りの警官が近づくと投げ銭の入った帽子を掴んで一目散に逃げ出すそのおじさんを見て、自分がボケて芝居の台詞が出なくなったときは趣味のハモニカを吹いて日銭を稼いで余生を過ごそうと決意。「その予行演習として、ココで一曲吹いてみたいと思います」と言うや、懐からハモニカを取り出し、『東京ラプソディ』を演奏しはじめる。一曲吹き終えると、投げ銭が入っている(という設定の)帽子を掴み、一目散に舞台袖へ引っ込む。会場大爆笑。


いやぁ、行ってよかった。

講演後、小沢氏が立派な馬車に乗せられて登場。そう、まさに「乗せられた」感たっぷりのバツの悪そうな感じで。特に着飾っているわけでもなく、どこぞの爺さんがひょんなことから馬車に乗せられている風情のまま、園内を「パレード」していました。

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馬車馬、粗相する(自主規制)

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馬車に乗せられたおじさん
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ケズル子的名古屋探訪ノススメ (ロ)

閑話休題。

名古屋探訪へと話を戻します。

名古屋探訪の主目的のうちのひとつ、明治村へとまずは急ぎます。
明治村では3月10日から11月25日までの長きに渡り、トリエンナーレ「芸能・芸術祭」が開催されていて、そのオープニングセレモニーとして、村長・小沢昭一氏による改築施設のテープカットおよび講演が行われる。それを聞いてじっとしていられるはずもなく、仕事がクソ忙しいこの時期に深夜バスに飛び乗り、愛知くんだりまでやって来た。とこういうワケだ。

場末のマンガ喫茶にて束の間の休憩をとったあと、電車、バスと乗り継ぐことおよそ1時間。明治村に到着。フランク・ロイド・ライトの帝国ホテルを見物に。
10年以上前の修学旅行で見て以来の帝国ホテル…いやぁ、何度見ても遺跡。アンコールワットのような重厚な外観は、一つ一つが複雑な形をしたテラコッタによるもので、積み方によって更に凸凹感が増している。これが1967年まで日比谷のど真ん中に建っていたかと思うと、実に痛快。

帝国ホテル玄関ホール
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玄関ホール内部、光が…光が…美しい
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明治村のすごいところ。敷地内にSL、市電が走っている。近代建築好きから鉄キチまでフォローする懐の深さがとってもステキ。

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せっかく来たのだから…といつもの貧乏性が頭をもたげ、できるだけたくさん見てまわろうと駆け足で巡ったが、敷地面積100万u(東京ドーム21個分)もある広大な園内を1日で廻りきれるはずもなく、残念ながらタイムオーバーとなりました。

電気ブランで一息ついた
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2007.03.16, Fri

ケズル子的名古屋探訪ノススメ (イ)

名古屋へ行ってきた。

金曜深夜新宿発名古屋行きの格安夜行バスでの強行軍。最近、格安夜行バスの事故が問題になっていて、心配ではある。でも片道4,000円、背に腹はかえられぬ。

西新宿で出発時間を待つ間、「ここは江古田か!?」と目を疑うような盛りを見せるとんかつ屋「豚珍館(とんちんかん)」にて夕食。客層は学生50%、サラリーマン50%。いわゆる男の店。どデカく分厚いとんかつが鎮座するとんかつ定食800円、豚肉を薄くのばしてカラリと揚げた紙カツ定食650円、豚汁・ごはんはおかわり自由。ボリュームは言うことなし、味も合格点。ガッツリ肉が食いたいときはオススメです。ちなみにジャンボメンチカツは肉厚のわらじのようでした。
このあと、時間潰しのため近くの喫茶店(?バー?)へ入りましたが、お通しが明らかに串刺しだった跡が残るカスみたいな元焼き鳥、そのお通しが盛ってある皿がプラスチック、マスターが三年寝太郎風、トイレの床がビショビショ、常連らしきオバサンが飲み物を運んでくる…。まるで北赤羽のスナックのようだったので、そのことには触れたくありません。

さて、深夜バス。左右二列ずつの狭いシートでトイレなし、リクライニングもままならないフツーのバスで、ろくに身動きもとれなかったが、連日の寝不足のおかげで目覚めたときには名古屋駅でした。

今回の目的は二つ。

・明治村村長であるところの小沢昭一氏のご尊顔を拝む
・名古屋の赤線跡探訪

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名古屋駅 午前6時30分

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格安バス、腰にきた

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名古屋駅太閤口、地元の人曰く裏口
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2006.10.08, Sun

北海道最果ての旅〜まとめ

九州出身で東京在住、去年の夏に四国へ上陸を果たした。残るは北海道。

それが今回の旅の目的地を北海道に決めた理由。そしてどうせ行くなら最北端、んで、うまいウニでも食ってやるか…と礼文島行きを計画した。結果、とても楽しかった。

もうひとつ、北海道に行こうと思ったワケは、このきっぷ。

ぐるり北海道フリーきっぷ

お値段35,700円。
東京都区内と北海道の往復、および北海道旅客鉄道会社線全線フリーエリアが5日間乗り放題。しかも新幹線普通指定席、特急指定席、寝台列車のB個室も乗車可能。これ、安くない!?
旅の疲れで、せっかくの北斗星も大半を寝て過ごした結果に終わったが、なぜ帰りを北斗星にしたかというと、きっぷの有効期間が5日間だが、最終日に寝台列車に乗り6日目に突入しても、6日目はカウントされず、フリーきっぷの料金でまかなえるから。

北斗星のB個室は大変な人気で、出発直前までキャンセル待ちをかけて随分粘り、ようやくゲットした代物だった。ほとんど寝て過ごしたけど。
旅から戻ってすぐ、タモリ倶楽部でこの北斗星をテーマにした企画が放送された。北斗星を隅から隅まで堪能しようというこの企画、鉄キチたちが言うには、「寝台列車では寝るべからず」と。この放送を見て、北斗星で爆睡してしまったことを激しく後悔した。旅の前に見ることができてたら…。

てなわけで、にわか鉄の旅、これにて終了。
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北海道最果ての旅〜五日目

6月28日

札幌駅に荷物を預け自転車をレンタル。坂道が少なくて碁盤の目状に形成された札幌の街は自転車に最適だと思うけど、自転車に乗る人をあまり見かけない。冬の雪を考えてのことか?

自転車で迷い迷い行くこと約40分。川を越えてたどり着いたのは豊平区平岸にある日本一有名な地方テレビ局「HTB」。弱小地方テレビ局の深夜番組にも関わらず18%という脅威の視聴率を叩き出した「水曜どうでしょう」の生まれた地。HTBの玄関ホールには番組にゆかりのある品物が展示されていて、ファンがひっきりなしに訪れていた。ひとしきり見学、撮影、スタンプ押印など黙々と行ったあと、来た道を戻り再度市街地へ。

ビルの谷間に埋もれる時計台、赤煉瓦が美しい北海道庁旧本庁舎、試飲しまくりの酒蔵などを巡り、駅へ戻る。土産、夕食の寿司、ビール(もちろんサッポロ)、アテなどを買い込み、いそいそとホームへ。この旅での、礼文島に次ぐ楽しみが、帰りに乗る「寝台特急北斗星」。しかも個室!! まずはシャワーを浴びて、風呂上りにビールと寿司、食堂車のディナータイムが終わったら予約ナシでも軽食が食べられるっていうから、そこで軽く飲んだら寝よう…などと妄想を際限なく広げながら乗り込んだ。とにかく北斗星を満喫だ!!

乗車してすぐシャワーを浴びたことは間違いない。風呂上りに「JR JR」とデザインされた浴衣を着て、浮かれて個室でビールを飲んだことは憶えている。でもなんで、目が覚めたら岩手県なんだ? 浴衣の前ははだけちゃってみっともないし、ビールは飲みかけだし、夜中3時だし…。意気消沈の中浴衣の前を整え、二度寝するしかなかった。

翌日11:12、無事に上野駅到着。相変わらずだらしのない幕引きとなった旅だったが、初上陸の北海道を満喫できた。ウニがうまかった。

だるま一家@水曜どうでしょう札幌のはずれにある長屋 寂れたスナックが軒を連ねる北海道庁旧本庁舎 美しいエントランス
憧れの北斗星 これこれ!このカラーリング!!
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北海道最果ての旅〜四日目・午後

6月27日午後

稚内一泊予定を変更、札幌へ向かうことにし、駅でビール(もちろんサッポロ)とアテを買って特急サロベツに乗車。約5時間半の列車の旅、車中本を読みまくり、ビールの酔いがまわりウトウトしているうちに札幌へ。

礼文島と札幌、同じ北海道内での移動とは思えないほどに景観にギャップがありすぎた。派手なリュックの山登り帰りのような私は、ハイセンスな札幌の町並みにはあまりにそぐわない。おまけに雨も降り出した。そして何と言っても宿がない。ヘビー級のリュックを背負ったまま地下鉄の駅3つ分ほどを歩き倒して、ようやく街のハズレのビジネスホテルへ到着、正直泣きそうだった。値段のわりに部屋はきれいで快適、疲れはピークに達していてこのまま寝てしまいたかったが、如何せん腹が減っているので夕食をとるため外へ出た。

「寿司が食べたい…寿司が食べたい…」とうわ言のようにつぶやきながら札幌の繁華街を徘徊するも、観光客相手の大きな寿司屋か、敷居の高そうな高級寿司屋しかない。寿司を諦め札幌ラーメンに方向転換しようと思っていたところに、サラリーマンのおっさんが数名出てきたこじんまりとした寿司屋が目に留まり、「ええい! ままよ!!」と飛び込む。値段も確認せずに。

15席ばかりのカウンターにはサラリーマン二名と熟年夫婦一組、カウンターには角刈りの大将とその奥さん。うん、なかなか良さそうだ、と孤独のグルメばりに心で独りごちて、松竹梅とあるコースの竹とビールを注文した。奥さんにお酌をしてもらいビールを一口、そして次々と握られてくる寿司をヒョイぱく、ヒョイぱく。一人寿司屋カウンターデビューのため、緊張して何を食べたか覚えていない。鮑がコリコリして硬かったのだけは憶えている。

握り一人前とビールで4000円弱の会計を済ませ、宿に戻る。

死んだように眠る。

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北海道最果ての旅〜四日目・午前中

6月27日午前

朝一番のフェリーで礼文島を出る。フェリー乗り場には既に長蛇の列ができていて、その大半を占めるのは中高年の登山客。中にはちらほら、なんでこんな時期に、そして平日に若いモンが? という年齢層も。私を含め。

色とりどりのアウトドアウェアに身を包んだ中高年を乗せ、フェリーは稚内へ向けて出発した。港では宿の人たちがそれぞれ個性的な見送りをしていた。その中でひときわ目を引くのが、応援団か! というようなボロボロの旗を振り回し、大声で叫び踊る若者たちの集団。アツい! アツすぎる!!

礼文島は旅人の間でウワサの、それはそれはアツいユースホステルがあることで有名だ。YH(ユースホステル)桃岩荘。1970年代、日本の若者が放浪し、社会、芸術、文化、政治について熱く語らい、ギターを囲んでフォークソングを絶唱していた時代の流れを今に残す、貴重な宿である。宿泊者は宿に向かうトラックの中で「知性・教養・羞恥心」をすべて放棄し、70年代の灼熱の空気に身を委ねなければならない。朝のラジオ体操、愛と感動の8時間コース登山、日没時に行われる「落陽の儀式」での「落陽」(吉田拓郎)大合唱、狂喜乱舞の夜のミーティング等々、むしろ羞恥心なんて邪魔なだけ。老若男女入り乱れてのカムバック70's。
…私は泊まらなかったけどね。

フェリーでは、礼文島一日目に知り合った東京の女性と再会、稚内までの航路の途中にある利尻富士を眺めつつ、改めていろいろと自己紹介。その後稚内でお昼を一緒に食べ、駆け足で稚内観光。彼女はその日稚内空港から東京へ戻るというので、駅で別れた。

泊まった民宿のロビー、昭和!!YH桃岩荘名物の見送りの舞、みんな裸足稚内の高台にある公園から海を望む
日本最北端の駅・稚内 線路が終わってました
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北海道最果ての旅〜三日目

6月26日

旅先での朝は早い。6時半には起床。シンプルだが品数の多い民宿の朝ごはんをぺろりとたいらげ、昨日と同じコースを辿って山に登る。朝のフェリーで島に到着した家族に同行する。

今日こそは霧が晴れるだろうと期待していたが、祈りもむなしくあいも変わらずの濃霧。いくら梅雨のない北海道と言えども、この季節は湿度が高い。長野から来たという同行の家族とつかず離れず歩き、一緒に下山。港にある漁業組合運営の食事処での昼食も、その家族とご一緒させていただく。午後は、私が昨日大変な思いをして行ったスコトン岬方面へドライブするという彼らを差し置いて、私はサザエのつぼ焼きに生ビール(もちろんサッポロ)、ミニうに丼に舌鼓。うに丼はちっちぇーのに、確か1500円以上はした。それでも、ムラサキウニよりも濃厚で芳醇な味だと言われるバフンウニのうに丼は、やはり美味だった。

ドライブに行く長野の家族と別れたあとは、全長500mにも満たない香深地区のメインストリートをダラダラと散策。小さな島巡りの醍醐味は、急勾配の坂道と階段、コレに限る。埋め立て地がない小さな島には平地が少なく、海沿いにある集落のすぐ裏手に山裾が迫っている。そのため斜面に家が建ち、必然的に急勾配の坂や階段が多い。礼文島もその典型で、急な坂道を登りつめた山の上に集落があり、宿があり、学校がある。そのためか、島内で自転車に乗っている人をほとんど見かけなかった。自転車に乗っているのは、この島に吹き付ける強風の存在を知らないレンタサイクルの観光客だけだった。

早めに宿に戻ってラジオを聞きながら昼寝。まだ明るいうちに風呂に入り夕食。夕食は一泊目と違うメニューで一安心、おいしくいただく。もちろんビールも忘れずに。

思い出した。ここの風呂は熱い。まさに熱湯風呂。かなりの量の冷水でうめないと入れたモンじゃない。

この日も早めに就寝。

海鮮処かふかにて昼食バフンウニの誘惑島で唯一のカントリーサイン
お戯れ、奥には海が見えます魅力的!! 学生たちは毎日この階段を使って登下校している(はず)学校の中庭がなんとものどか
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2006.09.25, Mon

北海道最果ての旅〜二日目・午後

6月25日午後。

午前中の暴風ツーリングで力を使い果たしたため、港近くの寂れた食堂、その名も「みなと」で昼食をとった。年寄り夫婦が営む小さな食堂、活気があればそれもまた味として受け入れられるのだが、一人も客がいない店内に響く乾いたテレビの音、体の悪いおじいさん、なんだかわからん荷物がたくさん積まれ、極めつけはトイレが汲み取り。しかもトイレの電気が点かない、というかスイッチがない。しかたなくドア半開き状態で薄暗い中用を足す。ここ、日本だよね?
でも、出てきたホッケの開きは身がプリプリ、油もほどよくのっていて美味かった。それが唯一の救いだった。

ホッケのおかげで減少した疲れに気を良くし、無謀にも山登りに挑戦。礼文島にはいくつかの登山コースがあるが、「4時間コース」「愛とロマンの8時間コース」と言われる二つがメインになっている。なぜ「愛とロマン」なのかは…後述することにして、私は午後からでも可能な4時間コースを一人辿ることにした。

宿のある香深地区から高台にある桃岩展望台を通り、島の最南端・知床地区へ下りるというこのコース、山の斜面がすべて緑で覆われ、ところどころに花が咲き、景色は本当に素晴らしいのだが、意外とハードだった。何の準備もせずにぶらり上った私の足元はローカットのコンバース。最悪だ。上り始めて2時間で足首に鈍痛を感じ出した。でも、ここで進んでも戻っても結局2時間かかる、行くしかないと先を急ぐ。素晴らしい景色には目もくれず黙々と歩き、ようやく無事に下山することができた、が。
コースの終着点・知床から宿まではそれほど遠くないと勘違い、歩き始めるもなかなか集落が見えず。車もほとんど通らない。日は暮れ始める。痛い足首をかばいながら歩くこと約1時間。這う這うの体で宿に到着。

計画性のない私は、いつでも、どこにいっても、だいたい「這う這うの体」だ。

宿の夕食は素朴だが品数も多く、なにしろ腹が減っているのですべておいしくたいらげた。サザエのウニあえとイカの刺身がうまかった。

部屋で一人、携帯ラジオを取り出し北海道のFM局・Air-Gにチューニング、「大泉洋のサンサンサンデー」を聴きながら眠りについた。午後11時。

食堂みなと、定食をぺろりトレッキング中、あの世への入り口のようだ山の斜面一面の緑
霧が濃く、残念ながら海はあまり見えず民宿「北海荘」の夕食(一泊目)おかずのイクラ、ウニ、カニを乗せて即席三色丼
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2006.09.24, Sun

北海道最果ての旅〜二日目・午前中

6月25日早朝。

「はなたび利尻」は約7時間かけて、JR最北端の駅・稚内に到着。5時46分。
・・・・・・・・・・寒い。朝だから? 曇ってるから? いやいやいや、さすが最北端。気温は…13度ぐらいだろうか。長袖シャツのうえにさらにウインドブレーカーを羽織る。
8時10分初の礼文島・香深(かふか)港行きのフェリーに乗り込むも、山登り目当ての中高年がビッシリ。一人分の座るスペースを確保するので精一杯だった。

1時間40分の船旅を終え、無事礼文島へ到着。稚内から西に60キロ、南北の長さは29.8キロ、東西は7.9キロ(面積は81.33平方キロ)という小さい島。もっとも標高の高い場所(礼文岳山頂)でもわずか490メートルしかないが、涼しい気候のためこの季節は山に高山植物が生育している。それを目当てに、6月〜8月には山登り中高年が殺到する。人口は約4000人、その約4割が水産業に従事しているという。
ひとまず宿に荷物を預け、港近くでバイクをレンタルして、島の最北端、言わば日本の最北端の最北端であるスコトン岬を目指す。「スコトン」岬。気の抜ける名前である。

いくら昼間でも寒いだろうと、持ち合わせる衣類を最大限に着込み、首にはてぬぐいを巻き、バイク屋で借りた軍手を装着し出発したが、遮るものが何もない海沿いの道は、景色こそ良いが風は半端じゃなく強い。向かい風でバイクが押し戻されそうになるほど。そして、寒い。何度も引き返そうと思うが、「へこたれへん!!」と自分をはげまし、まさに寒風吹きすさぶ最北端の地を疾走した。
島の先端の高台にある岬は、それこそ嵐のような風。よほどアレな風貌だったのか、駐車場でトラックの親父に「がんばるねえ」と言われた。
本来の計画ではもっとのんびりツーリング(黄色い原チャリに白いキャップ型ヘルメット、軍手にてぬぐい姿ではあるが)する予定だったが、あまりのツラさに断念し、行きと違う道を通って帰ろうとするも、その道がどんどん山を登っていく。道幅は車1.5台分程度、両側は断崖絶壁、強烈な横風で車体が安定しない。バイクを停めると風でなぎ倒される。なんだコレ、荒行か?
這う這うの体で来た道を引き返し、またモーレツな風に吹かれ、「もういやだ〜」「や〜め〜て〜」と絶叫しながらなんとか無事にバイクを返却。
もう疲れた。でもまだ13時。時間はあるが狭い狭い島、やることねえ〜。
午後に続く。

あ、写真にマウスオンで説明が。

稚内→礼文島(香深港)フェリー空は青いが風は強烈、浮かれた色のレンタルバイクと緑と青空と晴れてるところは寒くない、抜けるような青空
観光客が戯れに与えたアイスを丸呑み、おそるべしバイク、なぎたおされる絶景かな。北の海も青かった
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北海道最果ての旅〜一日目

6月24日午前中。

無職ライフのシメにふさわしい北海道一人旅を思い立ち、準備に着手したのが半月前。夏休みの旅行シーズンにはまだ早いので、切符や宿の手配は案外スムーズだった。
東京駅で食料を調達するべく、マトモな社会人が早足で行きかう構内を、派手なバッグパックを背負いうろうろしていると、いきなり後ろから声をかけられた。振り返ると友人Oさん。故郷から出てくる両親を迎えに来ているのだというOさんは、ワンピース姿。こんな広い東京の、こんな広い東京駅でバッタリ会うなんてものすごい偶然だ。おまけにご両親にも対面、馬鹿でかいバッグパックに浮かれた色のTシャツ、旅行者丸出しの情けない格好の私はなんだか妙に気後れし、緊張のあまり挨拶の途中でよだれをたらしてしまった…。ごめんよ、Oさん。こんな恥ずかしい友達で。
まずは東京→八戸の新幹線「はやて」。福島県より北に行ったことのない身、はやくもこの新幹線で記録更新を果たした。八戸からは函館行き特急「白鳥」に乗り継いだ。この列車でのメインイベントは、やはり青函トンネル。青函トンネルに入る前に短いトンネルがいくつかあるようで、車内放送ではいくつめのトンネルを通過したら次が青函トンネルだとの解説が流れる。ぼやーっとしていて数を数え忘れたため、知らないうちに青函トンネルに突入していた。
いよいよ北海道初上陸を成し遂げたあとは、函館から「北斗」に乗り換え札幌へ。長袖のシャツを羽織らないと肌寒い。北へ向かう実感が湧く。
札幌に着いたのが午後9時30分。東京を出たのが11時。およそ10時間半かかってまだ札幌。最終目的地は北海道最北端、いや、日本最北端の島・礼文島だ。このあと、札幌駅構内のショボいミスドでショボい夕食を済ませ、23時発の「はなたび利尻」という夜行列車で、7時間弱かけて稚内へ向かう。今夜は車中泊、しかも座席。ビールを買い込んで「はなたび利尻」へ乗車、JRの最北端駅でもある稚内へ。

「はやて」からの車窓特急「白鳥」函館駅のイカ、でけえ
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2006.07.10, Mon

ドヤ街と色里

この旅の一番の目的とも言えるのが、日本一のドヤ街・釜ヶ崎と「飲食店」という名で男たちを引き寄せる色里・飛田新地だったのだが、場所が場所だけにカメラを取り出すことすらできず、この両の眼にしかと焼き付けてきた次第。
釜ヶ崎は噂に違わぬドヤっぷり。1泊1000円台の簡易宿泊所が立ち並び、道路にはサンダル履きのおじさんたちが車座になって宴会、大声で何かを唱えている風なおじさんもいたっけなぁ。要塞のような外観で聳え立つ西成警察署も印象的だった。
煮しめたように茶色い商店街で一つ100円の味気ないお好み焼きで腹ごしらえし、いざ飛田新地へ。周りの住宅街とは明らかに趣の違う、白壁に黒い瓦の長屋が続く。その狭い間口の一つ一つに、屋号の入った小さな看板、玄関の奥には赤いじゅうたんが敷かれ、いくつものスポットライトが奥に置かれた造花を照らす。玄関の脇では遣り手ババァの目が光る。スポットライトは、赤いじゅうたんの上に座るおねえちゃんを照らすため。夏だったので、私が女だということはわかるだろうに、遣り手ババァの一人に、「お兄さん! イイ子おるで!!」と袖を引かれた。
長屋が並ぶ中、1軒だけアールデコ調の洋風建築を見かけた。スクラッチタイルの外観、ステンドグラスが施された丸窓。とてもステキだったが、やはりカメラを出す勇気はなかった。

 ◆元遊郭の建物をそのまま使って営業している料理屋「鯛よし百番」@飛田
 ◆軍艦アパート近くにあったアパート、赤線跡ではないか?

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軍艦アパート

大阪の秋葉原と言われている電気街・日本橋のすぐ裏手に、通称「軍艦アパート」と呼ばれる古びたアパートがある。1933年築の鉄筋3階建ての市営アパートで、風呂はないものの、当時としては珍しい水洗トイレの設備があった。しかし、高度経済成長とともに子供が増え、住民は生活スペースを確保するため増改築を繰り返し、今では建物の原形がわからないほど。壁からせり出した「出し家」と呼ばれる増改築部分がどの部屋にも施されており、当時の人々の生活への圧倒的なパワーを感じた。
2004年8月の訪問当時もすでに住民の姿は少なく、窓にベニヤ板が張られている部屋も多かったのだが、ついに今年2006年、正式に取り壊しが決定したようだ。

http://www.ytv.co.jp/ns/special/bn/2006/02/060227.html

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大阪インパクト

真夏の太陽が照り付ける中、新世界・ジャンジャン横丁へ。この日は、大阪に住む友達が1日休みを取り案内してくれた。テレビなどで何度も目にしたあの新世界の景色が目の前に広がると、思わず声が漏れた。
「う、うわぁ…」
ふぐとネオンと通天閣。大阪と東京、どちらも日本を代表する大都市ではあるが、この違いは何だ。強いて言うならば、浅草と秋葉原と歌舞伎町と上野を足して煮詰めたような、とにかく濃厚なパワーに満ち満ちている。ワクワクした。

 ◆過剰、とにかく過剰
 ◆惣菜屋、魚屋、八百屋、衣料品店、よろず屋などが軒を連ねる新世界市場
 ◆「日劇」

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